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プロポフォール 小児 副作用 [日常雑記]

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<禁止薬剤の投与とばかり言わないで>


プロポフォールという鎮静剤の一種。

小児に使うのは危険だから使うべきでは二とされていながら、20もの医学施設の集中治療施設がこれを使っていた。

106施設からの回答のうちの20施設。

これ、どういう意味か考えてみるに、非常に有用であるから使っていたのだと思う。


女子医大の説明でも言っていたけれども、

幼い小児の場合、具合が悪くなると全く自制が聞かない。

気道挿管のチューブや、頸静脈栄養チューブなどを引き抜いちゃうんだよね、それが自分の命を保っているとは理解できない、ただもうしんどいのに、自分の身体に自分の身体ではないものが入っているのが許せない。

そういうときに、動けなくなる鎮静剤というのは小児の命を守るうえで非常に重要だ。


そうでなければ、そういう薬を使わないのであれば、24時間、誰かがつきっきりでその子の状態を監視しながら、危ないことをしないようにするしかない。

現実問題、無理だよね。

ただでさえ医療崩壊が問題になっているところに、そのような対応は。

家族だって無理、24時間ずっと起きてそばについて監視することを何日も続けることなどできない。


だから、おそらくだけど、だから、この薬を使ってしまう施設が複数あるのだと思う。

ぎりぎりで生命が保たれていて、一瞬でも挿管チューブなどが外れるのを回避したい状況で小児がコントロールされているときに、一瞬目を離したすきにそのチューブを回復してきた小児が引き抜いたりしたら・・・

そういう危惧の下で、これらの薬が使用されていたのではないかと想像する。


==引用==

12人死亡の小児禁止鎮静剤、20施設で投与

読売新聞 7月14日(月)10時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00050111-yom-sci

 東京女子医大病院(東京都新宿区)で、集中治療室での人工呼吸中の小児患者に投与が禁止されている鎮静剤「プロポフォール」の投与後に小児患者12人が死亡した問題に関連し、全国の少なくとも20の医療施設が同様の条件下でこの鎮静剤を使っていたことが 13日、日本集中治療医学会の調査で分かった。

 この薬の全国的な使用実態が明らかになったのは初めて。

 調査は今年3月から5月にかけて、同学会の専門医研修認定施設や小児集中治療室がある病院など計307か所を対象に実施。106施設(回答率35%)から回答があった。

 それによると、約2割に当たる20施設が、禁止されている条件下でプロポフォールを使ったことがあると回答。このうち、年齢や体重によって使用基準を定めているのは4施設、投与時間の上限(6~24時間)を設定しているのは4施設だった。使用時に親など親権者から同意を得ているのは3施設(15%)にとどまった。

==引用==

これの使用が死亡の原因ではないかと考えられる方々は本当に不幸なことで、ご冥福をお祈りします。

そしてその出来事を引き起こした者の責任は追及されるべきだと思います。

しかし・・・


<禁止薬剤を使うのはすべて悪とするマスコミ>

最近、著しくその仕様とそれによる事故が問題となっている脱法ドラッグとやら。

あれはとんでもないことで、あれをたたくのは良いと思う。

というか、マスコミはもっと大々的にキャンペーンをはって、使用が広まるのを防ぐべきだと思う。


だけど、薬をプロが使うことにおいて。

ときには、毒物を使うことで、あるいは患者を意識不明の状況に落とし込むことで治療できることもある。


たとえば、狂犬病の治療。

あれにはミルウォーキープロトコールというものがある。

狂犬病に感染した人を、ケタミンなどの麻酔薬で麻酔状態、意識不明の動けない状態にして、そして抗ウイルス薬での治療を試みるというものだ。


日本では感染者などめったに出ないのだけれども、海外では狂犬病感染者は今でも数万人は出る。

感染して、発症してしまえば致死率は99.9%だ。

エボラウイルス熱なんかよりもはるかに恐ろしい病気だよ、狂犬病は。


その唯一の治療法が、麻酔薬で眠らせて治療することで、脳の活動を低いレベルに抑えて炎症が進むのを防ぐことなのだ。

それでも、致死回避率は20%を切るぐらい。

多くの場合、後遺症も残ってしまう。


そういう、毒を持って毒を制す、ではないのだけれども、毒を持って抑え込んでその間に治療をする、そういう考え方もあるということ。

一瞬の判断が生死を決める救急の現場にあって、厚生労働省の医療技官が文献を調べて決める方法の方が必ずすぐれているとは限らないケースは多々あるのではないかと思う。


でも、それが許されない、決められた通りにしなくては許されない国が日本。

マスコミは常に、決められたことをちょっとでも外れたものを見つけると大騒ぎで糾弾する。

その尻馬に乗って騒ぐ輩も続々出てくる。

プロポフォールのことをプロポフィールと間違えて報道して、訂正もしない癖に (ってこれはただの因縁)



なんだか、そんなことを考えてしまった事件だし、報道だった。






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